なぜなぜ分析の再発防止策にも費用対効果の視点を

大塚商会でコンサルタントをしていた頃、お客様の経営層と費用対効果について議論する機会が数多くありました。これは、なぜなぜ分析における再発防止策の策定にも当てはまります。

業務改革で重視していた費用対効果

業務改革では、従来のやり方にとらわれず、ゼロベースで業務を見直します。そして、システム化などの施策について、作業時間の短縮やコスト削減といった定量的な効果を評価。さらに、業務品質の向上などの定性的な効果も評価します。

これら、施策の実施には費用や時間がかかります。そのため、期待できる効果と必要なコストを比較し、実行する価値があるかを判断することが重要です。

なぜなぜ分析の再発防止策も同じ

費用対効果の評価は、なぜなぜ分析による再発防止策の策定にも当てはまります。

つまり、再発防止策を考えるとき、コストや時間がかかりすぎる対策を選んでしまうことがあるからです。

例えば、業務上のミスを防ぐために、大規模なシステム改修や複数人による確認作業を追加するケースです。本当にそこまでの対策が必要でしょうか。業務手順の見直しなど、より少ない負担で同等の効果を得られる方法があるかもしれません。

再発防止策を見直す視点

もちろん、コストがかかるからといって、必要な対策を安易に取りやめるべきではありません。重要なのは、期待する効果と費用や時間を比較し、より適切な方法を検討することです。

なぜなぜ分析は、原因を特定して終わりではありません。原因を取り除き、再発を防ぐことが目的です。

このように、効果が高く現場で無理なく継続できる対策を選ぶ。 費用対効果の視点を持つことも、なぜなぜ分析を効果的に行うための大切なポイントなのです。

約束事


4.再発防止策を考える

⑱実現可能性を考慮して再発防止策を選ぶ
⑲コストや期間などの理由で実現が難しい対策は見直す 

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